こんにちは、heyheyです。
今日は詩吟の中でもとても重要な「発声」を鍛えるために、まず知っておいて欲しいことについてお話します。
結論から言うと、それは「呼吸」です。
良い発声は良い呼吸から。言われてみれば当然のことですが、ついつい疎かになってしまうのも事実。僕も、吟歴25年になった今でもサボってしまうことが多々あります。
ということで、詩吟における呼吸のポイントについてお話します。ベテランの方は、基礎を振り返る意味で参考にしてみてください。
※※この記事の内容は、以下の動画をもとに作成しています。動画で学びたい方は、以下の動画からどうぞ♪※※
まずは呼吸から!
詩吟で発声するとき、最初に気をつけるべきことは、しっかりとした呼吸です。
なぜなら、息こそが声の源泉、エネルギー源なのです。エネルギーがなければ、どんなに吟じる技術があっても良い声は出せません。
しかし逆に、良い呼吸ができていれば、良い声は出しやすくなります。
良い呼吸のための6つのポイント
では、具体的にどうすれば良い呼吸ができるのでしょうか。
そのための6つのポイントを以下に紹介します。
- 吸うための間(ま)をしっかりと設ける
これは、息を吸うための時間を意識的にとることです。例えば、2拍程度の間を設けて息を吸うように意識しましょう。 - 吸う時に音を立てない
息を吸う時には、できるだけ音を立てないように意識しましょう。音が出るというのは、スムーズな呼吸ができていないことを意味します。 - 吸う時に肩を上げない:息を吸う時、肩が上がってしまうと呼吸が浅くなりがちです。肩は落としたまま、静かに息を吸うように心がけましょう。力むと肩が上がりやすいので要注意!
- 吸った息は胸よりもっと奥に入れる
息を吸ったとき、息を胸に留めるのではなく、へその辺りや、もっと下の丹田に息を送るようにしましょう。すぐにできなくても、「もっと奥深くに息を送り込む」というイメージを持つだけでもOKです。 - 丹田を絞って、吸った息を溜める
吸った息は、丹田を絞って溜めましょう。丹田は力むのではなく、体の内側に絞り込むように使います。そうして圧縮した空気が、良い声のエネルギー源になります。 - みぞおちに息を押し込む
これは僕の経験則ですが、溜めた息を丹田からみぞおちへ「よいしょっと」と押し上げるようにすると、ため込んだ息が使いやすくなります。
僕はこれを小さいころからやり過ぎて、みぞおちが発達して妙に膨らんでしまいました(笑)
これら6つのポイントを意識して、日々の呼吸と共に声を出す練習をしてみてください。呼吸は意識しないと疎かになりやすいです。しっかりと意識を続けることで、少しずつ身につきますよ。
今回は以上です。
このブログでは、これからも詩吟に関する様々な情報を発信していきます。皆さんの詩吟の上達を応援しています!ご質問やご意見があればお気軽にコメントをお寄せください。それでは、次回もお楽しみに。バイバイ!!